Interview

椎野 泰輔
Taisuke Shiino

福岡 製造・流通・サービス部
パートナー

1993年青山監査法人入社後、大手自動車会社の海外上場監査、上場石油販売会社の法定監査など幅広く手掛ける。1999年PwCシカゴ事務所に出向、2003年中央青山監査法人名古屋事務所に帰任。2006年あらた監査法人設立に際しては、発起人として名古屋事務所の開設に携わる。2008年PwCブリュッセル事務所(ベルギー)に出向、2010年帰任。2016年PwCあらた福岡事務所を開設し、同時に所長に就任。

二つの世代と交わした約束が、
自分を突き動かす原動力になっている

福岡事務所を立ち上げる際に、5年で大阪事務所に追いつくという大きな目標を立てました。先日、大阪事務所を訪ねた際、その活気を目の当たりにし、私が目指しているものの大きさを改めて実感しました。そして決意も新たに、福岡に帰ってきてから若い仲間たちと話をしていると、決して夢ではないような気がしてきました。設立間もないこの福岡事務所を、勇気をもって選んでくれた彼らに「自分の選択は間違っていなかった」と言ってもらえるような事務所を残したい、それが私の彼らへの約束です。そしてもう一つ、福岡事務所の立ち上げにかかわった同世代のディレクターが二人います。この二人と、次世代に向けて“ギフト”をいかに大きくし、手渡すかを考えていこうと約束しました。私自身、PwCあらたの創業、そして名古屋、福岡の新事務所の立ち上げといった、なかなか経験できないようなチャレンジをたくさんさせてもらいました。これらのチャレンジは、先輩たちが培ってきたものがあったからこそですし、まさしく素敵な“ギフト”を頂いたのだと感じています。今度は、私たちが次世代の仲間たちに“ギフト”を贈る番です。この二つの決意が、今の私を突き動かしています。

どれだけ質の高い経験を得られるか。
それが監査人としての成長を加速させる

福岡事務所は、開設当初から九州一円に幅広くクライアントを抱えています。これは、名古屋事務所と大阪事務所が持つ既存のクライアントのうち九州に本拠地を置く会社や、関連会社を紹介してもらっているからです。一般的に、大手監査法人の多くはそれぞれの地域の事務所が独立の運営体制を敷いているため、拠点が異なる事務所同士でのコラボレーションは稀(まれ)だとされています。監査法人で働く魅力とは、知名度の高い上場会社を何社も担当できることだけでなく、そこで働くことで、プロフェッショナルとして、どれだけ質の高い、多様な経験ができるか。それがより重要だと思っています。その点、福岡事務所は開設間もないながらも、他事務所での既存業務の流れをくむ現場がたくさんあるため、新人のうちから最高レベルの現場にスッと入っていくことができます。また、福岡事務所だからといって、九州という地域限定の温度感で仕事をするのではなく、国内はもとより、世界レベルの仕事を体験して、自分たちのスキルを高めていくことができます。この環境は、PwCあらたの強固なネットワークのたまものだと思っています。

私のチャレンジを強く推進してくれた、
PwCあらたの包容力

自分で言うのもなんですが、私は少々飽きっぽい性格だと思っています。それを自分で分かっているからこそ、これまでは5、6年単位で新しいことにチャレンジすることを強く意識してきました。アメリカやヨーロッパへの赴任、名古屋での最高品質の監査の経験、東京での営業や海外人事の担当など、実にさまざまな経験をさせてもらっています。福岡事務所の開設についても、開設にふさわしい地域の選定に向けた調査・検討・準備にはじまり、最終的には所長として赴任することになりました。こうしたことが次々と経験できたのは、ふとやりたいことが見つかったからというよりは、自ら新しい機会を常に探してきたからですし、その希望を組織が全面的に支援してくれたからだと思っています。もちろん、その都度、自分の選択に必然性はあるのかという厳しい見極めや問い掛けもしてきましたが、それ以上に、PwCあらたの根底には人の意志を受け入れるカルチャーがあります。そして、組織の包容力にずっと救われてきたことも、身をもって感じています。 私は、PwCあらた内で前例のないことを多く経験してきました。その過程では大変なこともあったはずですが、今となっては良かったことしか覚えていません。そのときは大変だと思ったとしても、「できないものは自分の身に降ってこない」と捉え、乗り越えてきたからだと思います。これからも、かかわること全てを全力でやり遂げるよう心掛け、誇りをもって次世代に引き継いでいける“ギフト”を、ここ福岡でつくり上げていきたいと思っています。