高浦 英夫
あらた監査法人
代表執行役(CEO)
スタッフ全員で、これまで日本になかった“あらた”な監査法人を作り上げたい。
日本の監査業界で、リーダーシップを取り、新しい風を吹かせる。
1989年にベルリンの壁が崩壊した頃から、世界の監査法人が監査業務だけでなく、コンサルティングを行うようになってきました。
その当時から、会計士の独立性について、さまざまな議論がされてきました。監査しながら、コンサルティングを行うことへの危惧があったのです。
その危惧通りに、世界中で、そして日本でも監査法人に対する信頼を揺るがす事件が相次いで起こりました。
そのことを契機に、監査の世界にも規制の見直しやグローバル化など、大きな変革期を迎えています。
こうした時代に、あらた監査法人は日本の監査業界でリーダーシップを取り、新しい風を吹かせる存在になることを目指しています。
全体がひとつの組織、ひとつの会社として出来上がっている。
あらた監査法人は、これまで吸収と合併をくり返してきた監査法人の歴史とは、まったく別の場所から、同じビジョンと理念を持つ人々が集まってスタートしたファームです。
全体がひとつの組織、ひとつの会社として出来上がっています。
ひとつの経営決定機関があり、そこで決められた方向性に向かって、スタッフ全員が同じ意志と方法論に基づいて業務を遂行する組織を構築しているのです。
「インチキをしない」こと。そして、最後にNOと言う。
会計士は社会から資本主義のゲートキーパーとしての役割を期待されています。
だからこそ、若い時から確固たる職業倫理を身に付けて欲しいと思います。
世の中には、さまざまなコンサルタントがあります。
その中で、会計士にコンサルタントを依頼するクライアントは、会計士としてのコンプライアンスを重視したアドバイスを求めているのです。
それを忘れてはいけない。
会計士の基本は「インチキをしない」こと。
そして、最後にNOと言う仕事です。
その役割に合ったアドバイスをしていくべきだと思っています。
多種多様な個性やバックグラウンドを持った人たちに来て欲しい。
“あらた”には、バラエティに富んだいろんな人材が集まって欲しい。
いろんな興味を持った人たち、バックグラウンドの違う人たち・・・。
監査はチームで仕事をしています。
いろんな個性があって、初めてチームとして機能する。
一度社会人を経験してから会計士に挑戦する人や、私たちが今回スタートさせる“あらた”で働きながら、3年間で会計士資格取得を目指す新卒採用者。
多種多様な個性やバックグラウンドを持った人たちが集まる監査法人でありたいと考えています。
最後は、監査の技術ではなく、業界の知識がどれだけあるか。
私たちに足りないのは、ビジネスのことを経営者と話をする力。
監査は英語で“Audit”。
本当に監査ができるかどうかは、クライアントのビジネスの仕組みが理解できているかどうかなのです。
例えば、「新しい技術が生まれていないのに、売上が上がるのはおかしい」と気付く力は、業界やビジネスを真に理解することから身に付くのです。
その知識を新聞やネット、あるいは消費者としての視点から常に吸収する姿勢が何よりも大切なのです。
最後は、監査の技術ではなく、業界の知識がどれだけあるか。それが会計士としての力なのです。
全員が言いたいことを言える組織を作りたい。
“Speak Up”と、私は新人に対しても常に言い続けています。
全員が言いたいことを言える組織を作りたい。
新人には、パートナーが集まる経営会議で、「こんなことをやりたい」と発表する機会をつくりました。
若い人たちの意見には、斬新であったり、私たちが気付かなかったことなどが数多くあり、それを経営にも積極的に取り入れています。
さまざまな意見が活発に自由に発言できる組織。そしてスタッフ全員で、これまで日本になかった“あらた”な監査法人を作り上げたいと思います。